本当の糖尿病の恐さ


食事のとり方は誰もが正解を知っていながら、その通りにするのは難しいものです。

 

よく噛んで食べる。野菜をたくさん食べる。腹八分目を心がける。食べてすぐ横にならない。毎日同じ時間に食べる。夜遅い時間に食べない。

 

どれも聞いたことがある食事に関する格言だと思いますし、 たまに気まぐれにヘルシーな食事をしてみると確かに体にいい気はしたという経験をお持ちの方もいるでしょう。

 

夜遅くに食べると翌日なんとなく胃がもたれた経験も皆さんあると思いますし、食べ過ぎると肌荒れを起こしたりしたこともあるのではないでしょうか。

 

分かっているのに止められないことが、食事に関してはたくさんあります。

 

何故か体に悪そうなものは異常に美味しく感じるものですし、生まれてから今までよく飽きもせず毎食毎食欲張って食べるものだとよく考えたら恐ろしくなることもあります。

 

美味しい食事をとっているときはこの上なく幸せです。朝から晩御飯のことを考えている方も、朝ごはんのことを考えながら眠りにつく方もたくさんいるのではないかと思います。

 

これほど私たちの人生の中で大きなウェイトを占める食事に関して、その自由が奪われる事態というものは、恐ろしく辛いものです。

 

例えば、お金がなくて食べられないときや、病気で食べられないときなどです。そんな風に食べられない時間というのはごく限られた間だけのことかもしれませんが、その一時の食べられない経験が、私たちに苦痛に感じられて仕方がない記憶として刻み込まれています。

 

糖尿病が恐ろしいのは、様々な合併症を併発するからだと言われます。しかし、実際のところ、多くの人はそれを本当に恐ろしいものと感じられないのではないでしょうか。

 

例えば、風邪を引いて喉が腫れ声も出ないときや、鼻が詰まって呼吸が苦しいときです。そして、治るとすぐに忘れてしまうように、 そのときにならなければ苦痛や失われた体の機能というものは実感できないのです。

 

だから、「糖尿病の合併症で目が見えなくなるよ」と言われても、頭では大変だと分かっていても、心の底から恐がることが出来ない。目がかすみ出してやっと、恐くなるというのが普通ではないでしょうか。

 

では本当に恐いのは何か。

 

それは、 食べたいものが食べられないという恐怖です。

 

私たちはこれには何故か、本当に心から嫌だ、恐いと思うことが出来る。

 

糖尿病が本当に恐ろしいのは、好きなものを好きなように食べられなくなることではないでしょうか。

 

 

糖尿病とともにある時代

 

身近な人が糖尿病になったと聞いて、合併症が出ると可哀想だなあと思う気持ちと、食事制限しなければならないことへの同情とでは、どちらが大きいですか?

 

どちらとは言いがたいのではないでしょうか。特に食欲旺盛な人なら、食事制限への同情の方が大きいかもしれないと言ってもおかしくはない。

 

糖尿病の嫌なところは、食べたいものを食べたいように食べられないという制約が、発症する、しないに関わらず付きまとっているところです。

 

糖尿病という病が世の中に存在するだけで、好きなものを好きなように食べてはいけません。現代では、好きなものを好きなだけ食べる生活を送っていると糖尿病になるからです。

 

糖尿病が発病すれば、もちろん、好きなものを好きなだけ食べることができません。血糖値を下げる仕組みが疲弊しており、血糖値が下がらず、最終的には命に関わるからです。

 

糖尿病は生活習慣病と呼ばれますが、食が豊かな現代に生きる私たちには、いつも糖尿病がつきまとっています。

 

問題は簡単に言えば、世の中に美味しいものがありすぎるということと、人間の食欲に際限がなさ過ぎるということ。

 

どちらも幸せなことに違いありませんが、だからこそ食に関する格言のようなものが生まれるのですし、少しだけ戒めた方が良いということなのでしょう。

 

つまり、何が言いたいかと言うと、 食が豊かな現代では、糖尿病になるのはすごく簡単だよ、ということです。

 

交通も家事も便利になり、必然的に運動量は減って、食事の質も高く美味しいものがたくさん食べられる時代ですから、普通に暮らしているだけでカロリーオーバーになってしまいがちです。

 

それに、満腹になることに疑問を持たない私たちは、いつのまにか満たされている状態が普通だと思ってしまいますから、つい食べ過ぎてしまう。被害に遭うのは内蔵で、栄養価の高いものをひっきりなしに処理していては疲れてしまうのも当たり前です。

 

もしあなたが、自分はつい食べ過ぎてしまうことが多い、最近太っていく一方だと感じているなら、恐らく 糖尿病になる日が来るのは時間の問題です。絶対になるとは言い切れなくても、運がよければならないかもくらいの確率ではないでしょうか。

 

糖尿病道を貫くかどうか

 

典型的なおじさんの生活を想像してみれば、どんな人が糖尿病になるのかはよく分かります。

 

まずその人は食べるのが早く、もうすでに何年も前からビール腹です(メタボ体型というのと同じでしょうか)。飲みにいくのは自然に仕事上がりが多くなりますから、夜中にビールやつまみを食べることが多いのです。

 

朝は食べられないか、食べないで出かけることが多く、お昼はお弁当ではとても足りずいつも食後に菓子パンを食べています。

 

弁当がない日はラーメンか丼物を高速で飲むように平らげ、なんとなくいつも物足りない。今度からは大盛りにするか半ライスもなけりゃダメだなと思うようになったのが十年ほど前です。それでも足りない気がしています。

 

野菜は漬物か、家で出る煮物くらい。食卓にはサラダも大皿で頻繁に出されますが、食卓に上がったとしても食べるかどうかは任意なので実際あまり食べることはありません。娘がサラダをよく食べるので、譲っているのだとのことですが、それにしては見向きもしないのが不思議です。

 

食後はたばこに火をつけ、横になってしまいます。寝タバコを怒られ、適当にもみ消すものの、手持ち無沙汰のままテレビを眺めていると次第に眠くなってしまいます。

 

休みの日はゆっくり出来るチャンスです。日ごろ、仕事で疲れているのは分かりますが、疲れていると言っても慢性的な疲れで、運動後の心地よい疲労というものは忘れて久しいです。仕事をしていれば精神的な疲れも溜まってしまうので、休みの日はどうしても活発になれません。

 

精神的なストレスが溜まると、甘いものが食べたくなるもので、休みの日はよく甘いものを食べてしまいます。気付けば引っ切り無しに食べ続けているのです。

 

朝、憂鬱な月曜日はやはり食欲がありません。しかし昼を過ぎる頃にはまた、食欲が戻り、またいつもの調子に戻っていくのです。

 

ここまで典型的な人はいるかどうか分かりませんが、誰しも少なからず耳が痛い部分があるのではないでしょうか。

 

美味しいものはお腹いっぱい食べたくなりますし、お腹がいっぱいになればすぐに横になりたくもなります。そしてそのうち眠くなるのも、ごく自然なことです。

 

しかしこれこそ、 インシュリンが私たちの体の中で働いている証拠なのです。お腹がいっぱいになると、すい臓は血糖値を下げようとしてインシュリンを大量に放出します。インシュリンは別名「休息ホルモン」とも呼ばれており、これが体内を駆け巡ると自然に眠たくなってくるのです。

 

つまり、私たちがお腹を満たし、心地よい気だるさに酔いしれている間、体内では全力で活動を始めているということ。私たちが何かを食べ、上がりすぎた血糖値を下げるという作業をする度に、物静かなすい臓は文句一つ言わず健気に働いてくれているのです。

 

そして疲労が溜まると、 インシュリンを思うように出せなくなったり、出しても効き目が弱くなってしまったりする。それが糖尿病です。

 

 

難しい食事改善をサポートするアイテム

 

生活習慣病患者の増加に伴って、社員食堂のメニューがヘルシーに充実しているなどという話も最近よく聞くようになりましたが、やはり割合で言えば健康に気遣いつつ美味しい食事が満足にとれる仕事場というのは少数なのではないでしょうか。

 

またストレスフルな社会に生きる私たちがなんとかやっていけるのも、食事が美味しいからという側面もあると思います。たまに暴飲暴食をすると気分転換になるものですから、生活習慣病を生む食生活というのはストレスの表れなのかもしれません。

 

しかし、この食生活が悪循環を生んでいることは言うまでもありません。

 

炭水化物や脂質の取りすぎが生活習慣病の一因になっていることは皆さん知っていると思いますが、それらが体内に溜まるとあちこちに不都合が生じてきます。

 

それは感覚的には体が重い、疲れが取れない、イライラするという不調になって表れ、慢性的な疲れを蓄え、運動不足の体を作ります。すると代謝が悪くなって、脂肪や糖が体に溜まり、また動くのが億劫になる。そしてストレスはお酒や暴飲暴食の元になります。

 

この悪循環に知らず知らずのうちにはまってしまいますから、それを改善するのはとても難しいことです。

 

特に食事に関しては、分かっているけど止められないことの連続。体にあまりよくなくても好きなものを断つのは大変な苦痛です。開き直って、好きなもの食べられないくらいなら死んだ方がマシだなんて言うこともあるでしょう。その繰り返しが糖尿病へと繋がるのです。

 

ここで、食事に関する格言を思い出してください。「よく噛んで食べる」だけでも食事量が減りますから、事態は劇的に改善できます。

 

しかし、よく噛んで食べるというのは口で言うのは簡単だけど、実行するのは何故かすごく難しいものです。

 

意識は出来ても、意識しすぎて何となく美味しく食べられないからやっぱ普通に食べようとなるのが多分、平均的な意志力だと思います。

 

でも確かにこのままではまずいなと思うなら、炭水化物の吸収を押さえるサプリメントや、糖の代謝をよくするサプリメントなど、糖尿病予防や改善に効果的なものがたくさんありますから、それを使って体質改善してみてはいかがでしょうか。

 

よく噛むとか、腹八分目とかは、とりあえず頭の片隅にいれておくくらいにして、たまに気まぐれで実行する程度にすればいいのです。定期的に来る「このままじゃやばい!」という感覚に襲われたときに、少しずつ体質改善の意識を高めていけば良い。

 

このままでは生活習慣病になるという予感がする方でも、まだ何も異常が出ていないなら、 少しずつ意識を変えていくだけで全然違います。五年かけて生活習慣を変えていくつもりでやれば、糖尿病対策は自然にうまく行っていると思いますよ。

 

 

 

 

血糖値測定器はまだ早いか

 

血糖値測定器というものがあります。糖尿病の方なら血糖値管理に欠かせないものですが、反対に糖尿病でなければ、なかなか持っている人は少ないという機械です。

 

糖尿病を予防したくて、健康的な食事や運動の方法を模索するのに、その指標となる血糖値を測る機械があまりポピュラーでないことは少し不思議に感じます。

 

知っている人は知っているでしょうが、例えば血圧測定器は一家に一台あってもおかしくないのに、があるとなんとなく物珍しく感じるという点からも、その活用のされかたには差があります。

 

確かに、血を出さなければならないことや、消耗品の多さから、少し大掛かりな機械というイメージもあるでしょうが、もし、日ごろ不摂生をしていると感じていて、いつ血糖値が高いと言われても仕方ない状況なのなら、 日ごろから血糖値を測定しておくことをおすすめします。

 

病人が使うものという印象の強い血糖値測定器ですから、糖尿病でもないのにこれを手に入れるのはなかなか大変なようです。測定器を売っている薬局は少ないですし、病気の進度によっては病院で支給されるものですから、個人的に買う人は探すのが結構大変。

 

だからの必要性を感じている人はネット通販を利用している方が多いのです。

 

種類はちょっと意外な程たくさんありますから、もし購入するのであればじっくりと見て、気に入ったものを選んでみてください。

 

問題は、 血糖値測定器にどれくらい必要性を感じるかだと思います。

 

生活習慣に自信がなく、ご家族に糖尿病の方がいるなら、あなたも糖尿病を発症する確率は高くなるはずです。遺伝的な要因もありますが、ライフスタイルが自ずと似通っている可能性が高いからです。

 

糖尿病も他の病気と同じように早期発見が何より大事。定期健診を待っていると、治療や血糖値改善に遅れが出てしまうということもあります。

 

だから日ごろから血糖値を測定する習慣をつけておき、早めに血糖値をコントロールすることが大事ですが、結局は自分が必要だと感じたときが買い時でしょう。

 

ただ、 糖尿病になってからでは遅いということだけは間違いありません。もっともっと早くから血糖値に意識を向けておかなければ本当に、好きなものを極端に制限されてしまうという日が来てしまいます。

 

血糖値測定器もその他のサプリメントも、今のご自分に必要なアイテムは何なのか、しっかりと見極めて使って欲しいと思います。

 

 

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